
タイトラン ビーチには水際にブランコがかけられている
パトンビーチは賑やか過ぎて人も多すぎる、そんな観光客の声も聞く。ところがまだまだ知る人は知る、という段階にある静かなビーチがパトン湾の南端にある。
英語読みするとトリトランだが、それは通じない。タイ語読みでタイトランビーチ。地元民でもこのビーチ名を言ってすぐわかる人は少ないかも。メルリンビーチリゾートがある、といえば理解してくれるだろう。アクセスはアマリコーラルに上がる道を左に曲がり、クネクネとした山道を車で走ること五分。メルリンビーチリゾートを通り過ぎてすぐ右手、原っぱの向こうになんとも素朴なビーチが広がっている。
ここにはビーチの入口に小さなレストランが一軒、そしてかなりアマリコーラル寄りに小さなリゾートが一軒営業している。このレストランは個人的なことだが、かつて大変お世話になった大家さん一家が二年前から経営している。つい最近まではパトンでローカルなレストランをやってたが、諸事情で閉店。今はこのビーチでレストランとレンタルチェアを営んでいる。娘の一人は『肌は黒くなるがここで働くことはサバイチャイ(気分がいい)。以前は一日中、暑いキッチンで料理をしていたからね』といっていた。なるほど木陰も多いし海風も心地良い。素朴な飲み物スタンド? で近況報告などしながらかなり長居してしまった。
元大家さん一家が働くビーチを過ぎてアマリコーラル方向に歩いていくと海のけっこう際に、ヤシの木が直線上に並んでいる。木の間にハンモックを吊るして昼寝している人や一人ヤシの木陰で読書に耽る欧米人の姿など、人の姿もぽつりぽつり。まるでどこか離島にでもやってきたような雰囲気だ。真っ白な砂、エメラルドグリーンの海(ここは遠浅ではなく岩が多い)、海の向こう側にはパトンの町が見える。パトンエリアにありながら隔絶された感のあるビーチの趣。長年パトンに住む私だが、こんなに静かできれいなビーチが存在していることをうれしく思い、そしてパトンの懐の深さを感じる。
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